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痛いほうが愛情が深いという考えはもう古い? 無痛分娩の利点4選

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痛いほうが愛情が深いという考えはもう古い? 無痛分娩の利点4選

最近聞く「無痛分娩」って何ですか?無痛分娩についていろいろ知りたい!

結婚をした女性のほとんどは子供を産みたいと思っているでしょう。
いざ妊娠した時、子供が出来て嬉しい!どんな子供が産まれるのか楽しみ、と期待に胸が膨らむプレママさんばかりだと思います。
しかし、初めての出産の時に想像したり不安に感じることと言えば、やはり陣痛による痛みの強さではないでしょうか。
陣痛の痛みがどんなものかわからないため経産婦の方に陣痛のことを聞くと、大抵「すごく痛い!」という声が多いです。
そう聞くと初めて出産されるお母さんにとっては不安に感じます、だって出産は未知の体験ですものね。

近年では出産を経験した女性芸能人の方々で「無痛分娩」を選択して出産をしているとよくニュースなどで見かけます。
その話と聞くと、
「無痛分娩って痛くない出産なのかな?」
「痛くない出産方法ならいいかも!自分が産むときは是非無痛分娩でやってみたい!」
と興味を持つ人も出てくるでしょうし、無痛と名前がつくとおり、自然分娩と比べて本当に痛くないのか知りたいですよね!

実は無痛分娩は海外では主流の出産方法であるのですが、まだ日本では多くの支持を集めているとは言えないのです。
しかし、日本でも無痛分娩を選択するお母さんも徐々に増えているようなのです。

ですが、昔に出産した人からは「陣痛の痛みを知らないで産むなんて、母としての愛情を感じられない」と、無痛分娩に対して冷たく言う人も中にはいるようです。

そこで今回は、そんな気になる無痛分娩について、また無痛分娩に対してのメリットデメリットについていくつか調べ、紹介させていただきたいと思います。

そもそも、「無痛分娩」と「自然分娩」の違いとは何なのか?

まず、無痛分娩自然分娩の違いについて見ていきます。
自然分娩とは、俗に言う経膣分娩のことです。
陣痛が来て、子宮口が10cm全開になったら赤ちゃんを産むという、ごく一般的な出産方法です。
無痛分娩とは、自然分娩と同じプロセスで出産する経膣分娩なのですが、大きな違いとして出産時に麻酔薬を使用することで、陣痛時の痛みを和らげる出産方法のことです。
この時、麻酔をかけるといっても眠るほどの量を使用するわけではありませんし、しっかりと麻酔科の専門の先生が管理しています。
ですので、母体の意識はある状態で、通常の自然分娩と比べて痛みが「軽い」というものであり、ちゃんと赤ちゃんが出てくるところもばっちり見ることができますし、カンガルーケアーなどもすることができます。
「もし麻酔を使ったら、産まれてきた赤ちゃんに何か影響が出るのではないか?」と不安に思うお母さんもいるかもしれませんが、赤ちゃんに影響が出る麻酔薬は使用しませんし、先述でも触れたように麻酔科の先生がしっかりと管理しているので心配ありません。

ちなみに無痛分娩で行う麻酔の方法として、「硬膜外麻酔」と「点滴麻酔」の2つの方法があります。
硬膜外麻酔は、背中から細くてやわらかい麻酔の管(カテーテル)を通し、そこから麻酔薬を入れる麻酔方法です。
硬膜外麻酔をうつ場所にあらかじめ局所麻酔(これが痛いのです!)を注射をし、カテーテルを通します。
そして、陣痛が始まって子宮口が4~5cmほど開いてから硬膜外麻酔を注入する準備に入ります。
ちなみに途中で体勢を変えてしまったり寝たきりのままでも麻酔薬が詰まることなくちゃんと麻酔は効いていますので安心してください。
点滴麻酔は静脈から点滴を繋ぎ、麻酔薬を体内に入れて麻酔をかける方法です。
麻酔を入れるタイミングは硬膜外麻酔で説明した時と同じです。
点滴麻酔は硬膜外麻酔と比べると痛みを和らげる効果は低いのですが、硬膜外麻酔と違って点滴をうつだけなので、事前に行う処置が比較的簡単に済むメリットがあります。
どちらかというと、硬膜外麻酔の方法を用いている産院の方が多いようです。

無痛分娩におけるメリットについて説明します。

メリットその① 痛みが軽く、産後の回復が早くなること

無痛分娩では痛みを感じる神経を麻酔薬を使って一時的に麻痺させるため、陣痛による痛みを軽減しながら分娩することができます。
陣痛を感じる感覚が軽くなっているので、痛みをさほど気にせず、冷静に、周りの声を聞きながら出産をすることができます。
それにより出産での体力の消耗も少なく、母体の出産による疲労が少ないと言われています。
そのため、産後の母体の回復が自然分娩で出産したときと比べて早いといったメリットが生まれるのです。

 メリットその② 胎児へ血液や酸素をたくさん届けることが出来ること

分娩時にあらわれる陣痛により痛みに耐えることで、体内に「カテコラミン(カテコールアミン)」という物質が増えます。
カテコラミンとは副腎髄質ホルモンのことで、血管を細くする作用があります。
カテコラミンが体内で増えることで胎内の赤ちゃんに血液が届けにくくなってしまうのです。
また、陣痛の痛みに耐えることより呼吸が乱れてしまうことで体内に取り込むはずの酸素の量も低下してしまうため、赤ちゃんに酸素も届けにくくなってしまうのです。
こうした現象を抑えるために麻酔を使って陣痛の痛みを感じるのをにぶらせるのです。
そのため、無痛分娩により陣痛の痛みが軽減されて、赤ちゃんに血液と酸素をたくさん届けることが出来るのです。

メリットその③母体に出産に対するストレスを与えにくいこと

いざ陣痛が起こると、産むことが怖い、痛みに対して弱いお母さんにとってはストレスを感じるかもしれません。
実は、日本の無痛分娩の段取りとしては事前予約制を導入している産院がほとんどのため、無痛分娩を選択した出産は計画分娩となります。
ですので、自然分娩のように自然に陣痛が起こるのを待って出産をするのではなく、出産する日取りをあらかじめ決めてから出産に臨みます。
入院をして、内診や問診を行ってから陣痛促進剤などの薬を使用して陣痛を起こし、そのまま計画的に分娩をするのです。
そのため、出産に対する恐怖やストレスが軽減され、母体にとって心の準備が出来やすく、お母さんが安心して分娩に臨むことができるのです。

メリットその④ 緊急帝王切開になった時の対応力が高いこと

麻酔を使用して分娩を行った時、母体や胎児に何らかのトラブルが起こった場合、緊急帝王切開に切り替えて出産になる場合が想定されます。
自然分娩から緊急帝王切開になった場合、手術前にいろいろな検査を行ったり手術に必要な処置を行ってから手術に入るため、大変なのです。
しかし、無痛分娩から緊急帝王切開に切り替わった場合ですと、事前に入院前検査をしてあることが多く、分娩開始時ですでに一部の麻酔処置(硬膜外麻酔をされている場合は持続型硬膜外麻酔に切り替えられます。あとは術前に腰椎麻酔をするだけになります。)がされているので、慌てずに緊急手術に対応することができるのです。
もちろん、術後の対応も不安に感じることはありませんし、手術をしたあとの痛みや後陣痛に対しても持続型の硬膜外麻酔のおかげで外してもらうまで和らげることができます。

では、無痛分娩のデメリットとはどんなものがあるのか?

これまで無痛分娩のメリットについて紹介しましたが、逆のデメリットについても触れていきたいと思います。
先程説明に挙げたように無痛分娩にはメリットはたくさんありますが、もちろんデメリットも存在しています。

デメリットについていくつか紹介していきます。

<デメリット>

●金銭面の問題が発生してしまう

実は、無痛分娩での費用は健康保険適用外のため、無痛分娩に関することは自費になります。
なぜなら、無痛分娩で使用する麻酔はあくまでも母体が痛みを抑えるために麻酔を必要とするものである、任意で行う麻酔方法だからです。
また、産院によって設定されている金額が違うため、数万~何十万といった請求金額のバラつきもあります。
そのため通常の自然分娩と比べるとプラスして高額な出産費用が発生します。
ですので、希望する場合は出産する病院で設定されている金額の確認と、自分のお財布との相談が必要になってきます。

●麻酔薬の副作用やかかるリスクについて

麻酔薬も薬品なので、副作用が存在しています。
麻酔薬の主な副作用として挙げられるのが皮膚のかゆみや湿疹が出る、頭痛、血圧の低下、悪心・嘔吐、ひどいと不整脈や呼吸の乱れが起こる場合があります。
また硬膜外麻酔の手技においては神経損傷、硬膜外血腫、硬膜外膿腫といった重度の合併症のリスクの可能性もあるということを頭に入れておきましょう。

●分娩の時間がかかってしまうことがある

麻酔をかけて痛みの神経を麻痺させているため感覚がにぶくなっています。
そのため、いきむタイミングや力加減がわからなかったりするのです。
特に初産婦さんは初めてのことですし、いきみ方などもわからないことだらけですよね。
そうなってしまうことにより結果、長時間の出産になる可能性が出てくるのです。
しかも、長時間の出産は母体への負担が大きくなるリスクもあるので、注意が必要です。

●吸引して出産しないといけない場合も出てくる

痛みににぶくなっているため、陣痛の強弱がわかりにくいのです。
もしも陣痛が弱く子宮口が開ききってない場合は長時間の出産による母体の負担を抑えるために、吸引分娩や鉗子分娩が必要になる場合もあります。

●実は、無痛分娩ができない人もいる

実は、無痛分娩にはできる人とできない人がいます。
できない人の一例として紹介すると、
・経産婦で、以前のお産の時に帝王切開をしている人
(→子宮の壁が薄くなっているので、医学的観点から次回以降の出産もほとんど帝王切開になります。)
・血が流れ出すと止まりにくい人、またその症状に関する薬を飲んでいる人
(→薬を出している主治医との連携や、薬を飲むのを止めてしまったことで分娩中に、もしも出血が起こった場合、対応が必要になる場合があります。)
・麻酔薬によるアレルギーがある人
(→副作用や、場合によってはアレルギーによるアナフィラキシーショックを起こしてしまう場合があります。)
・赤ちゃんの逆子の状態から戻らなかった人
(→帝王切開に切り替えられる可能性が高いです。)
が挙げられます。
気になる方は、産院の先生と相談してみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は無痛分娩について紹介しました。

通常の自然分娩と比べてみて、無痛分娩は名前のとおり「痛」みが「無」い分娩をするわけではないという出産方法であることや、無痛分娩を選択した時のメリットについても理解できたのではないでしょうか。
そして、デメリットについてもあわせて紹介させていただきましたので、無痛分娩を希望する方は今一度、産院の担当の先生とよく相談した上で決めていただいたら、と思います。

実際私も極度の痛がりであることと出産に対する恐怖心が強かったため、当時担当してくださった産院(その産院は無痛分娩を扱っていました。)の先生との相談した上で、出産時には無痛分娩を選択しました。
記事で説明させていただいたように計画的に事前に入院をし、陣痛促進剤を使用しましたが分娩中にトラブルが起こったため、急遽緊急帝王切開で出産をすることになりました。
その際、すでにされていた入院前検査や硬膜外麻酔のおかげで病院側が慌てることなく緊急手術に対応してもらうことができました(私はものすごく慌てましたけどね)。

昔に無痛分娩や帝王切開で出産したというと、
「陣痛の痛みを知らないなんて!あの痛みを知ってこそ出産をしたと思うんだ。」
「陣痛を知らないで産むなんて、情けない。」
などといった、冷たい言葉を言われる偏見に押しつぶされそうな時もありましたが、現代ではそんなことはないのです。
もし言われたとしても、気にしなくていいのです。

無痛分娩のメリットやデメリットを知った上で、今後、妊娠・出産を希望されている方はどうぞ参考になさっていただき、自分だけのバースプランを立ててください!

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