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睡眠と肌の危険な関係。良い睡眠を取れば、美肌になれるその理由とは?

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疲労、くすみ、皺やシミ。

女性が気になるあらゆる肌のトラブルは、睡眠の量と質に直結していると言われています。ある化粧品会社が行った調査によると、女性の65パーセントは肌に悪影響を与えうる睡眠不足や不眠症に悩んでいると答えています。

早起きをして、朝の時間を自分のために捧げる

たとえば明日の朝、5時半に目覚まし時計をセットしてみましょう。会社に遅れないためでもなく、外せない会議に出席するためでもありません。逆に、自分自身の時間を確保するためです。
幸い、昨今では「早起き」はちょっとしたブームになっています。「クール」な人は早起きだ、という現象が世界中で起こっています。ベストセラーとなったハル・エルロッドの『人生を変えるモーニングメソッド ( The miracle morning ) 』はその好例でしょう。この書籍の副題は、「朝時間が自分に革命を起こす」というもので、夜明け前にベッドから起きて自分自身のために時間を捧げる、これができなければ日中の仕事もはかどらないという理論なのです。逆に、このメソッドを取り入れた人は、仕事であろうと健康であろうと満足度が飛躍的に上がるとうたった本です。

 

忙しい女性たちは万年時差惚け状態

スーパーモデルのジゼル・ブンチェンが毎日、夜明け前に起きて一日を始めるというのは有名な話です。しかし、化粧品会社ヴィシーの調査によれば65パーセントに上る女性たちは、気持ちよい睡眠がとれていません。ということは、朝5時半に気持ちよく目を覚ますのは困難であるのは自明の理です。
18才から55才の8千人の女性を対象に、睡眠と肌の状態をテーマに行った調査があります。それによると、この年代の女性の平均睡眠時間は少なく、6時間以下から7時間が一番多いことが判明しました。61パーセントの女性は、熟睡ができず夜中になんども目が覚めてしまう、と答えています。

 
とくに小さな子供を持つ母親が多い年代は、夜中の授乳や子供の体調が理由で夜から朝まで寝ることは物理的に無理、という理由をあげた女性が34パーセントにのぼりました。仕事が忙しく、夜の8時過ぎまで会社を出ることができず、必然的に夕食の時間がずれ、就寝時間が遅くなると答えた人が20パーセント。夜勤のために就寝時間が一定ではない女性が5パーセント、夜遊びが好きだからと答えた人が11パーセント、そしてすぐに入眠できなかったり朝までになんども目が覚めてしまうと答えた人は29パーセントにもなります。
そして、寝不足でも肌の状態は変わらないと答えた女性は11パーセントなのに対し、起床時に睡眠不足が顔色や顔の表情に表れると答えた女性は89パーセントに登りました。

 

調査はさらに、寝付きが悪いと答えた女性の就寝前の悪癖にも及んでいます。

就寝前にテレビを見ると答えた人67パーセント、読書をする人32パーセント、ソーシャルネットワークを意味もなく見る人31パーセント、Eメールを確認する人15パーセント。
これらはすべて、質のよい睡眠を妨げる悪習といってよいでしょう。
起床時に自然に目が覚めず、目覚まし時計の音で飛びおきる女性が50パーセントにものぼるのは、こうした悪しき習慣がもたらす一日のはじまりなのです。
目覚ましで飛びおきると、気分も慌ただしくなります。さらに、母親業や主婦業のほうが忙しい女性たちは、ますます自分のために割く時間が少なくなってしまうのです。というわけで、61パーセントの女性が「化粧のための時間は10分以下」と答えています。25才以上の女性になると、このパーセンテージはさらに上がり71パーセントの女性が「化粧は10分以内」。そして37パーセントの女性が、「目の下のクマや顔色の悪さをカバーするためのなんらかの工夫」をしていると答えました。

 
この状況を専門家たちは、「一種の時差惚け状態」と呼んでいます。長時間の飛行機での移動のあとには、疲労やストレスが顔色や肌の状態に容赦なく表れるのと似ているのだそうです。
疲労やストレスが体内に蓄積すると、癌などの細胞に抵抗する抗酸化物質の精製力がにぶります。体力が落ち、年齢相応のやつれが肌に表れてしまうのです。とくに起床時、顔色は悪く生気がなく視線もぼーっとしたままになり、ますます老けて見えることになってしまいます。

 

睡眠が健康美を作り出す

女性たちは、自身の肌の状態をよく自覚しています。そして、リラックスし心から休養すれば、肌がみずみずしくよみがえり気分もよくなることもわかっています。つややかな肌が作り出す明るい表情は、睡眠次第なのです。
肌の表皮は、人間が睡眠を取っている間に翌日に備えて万全の状態にしようと働いています。その動きが最も活発化するのは、夜中から明け方にかけての3時から4時。
夜間、肌は生物学的メカニズムを形成します。が、その特性を決定づけるのは昼間の行動によるのです」。
と語るのは、ブレシア大学皮膚科学教授を勤めているファビオ・リナルディ氏。
毛細血管が膨張することにより、肌温度が上昇します。それに伴い、表皮の水分が失われてしまうのです。肌が水分不足になると、皮脂の生成力が鈍くなり、肌はますます乾燥してしまうのです」。

 
こうした肌のメカニズムに必要不可欠と言われているのが「睡眠ホルモン」のあだ名を持つ「メラトニン」です。「メラトニン」は、人体にとって「ペースメーカー」の役割を果たしているといっても過言ではありません。メラトニンは、脳で生成され夜間に分泌されます。昼と夜を感知する体内時計のような役を果たしているのです。
最近の研究で、メラトニンは真夜中から朝の4時頃に最も多く分布され、体内においてさまざまな動きをしていることが明らかになりました。その働きとは、たとえば表皮を通して肌の水分を調整したり、抗酸化物質とともにがんを促進するフリーラジカルを抑えたり、睡眠と覚醒のサイクルをつかさどる、などなど多岐にわたるのです。
つまり、睡眠を充分にとることは角化細胞と線維芽細胞という皮膚を再生させる二つの細胞の修復を促し、肌の老化にブレーキをかけることになるのです。
そのため、不眠につながるストレスは極力ためこまない努力をしなくてはいけません。また、タブレットやスマホのライトは、メラトニンの体内での分泌に悪影響を与えるといわれているのです。

 

化粧品の重要性

睡眠は、肌にとってなにものにも代えがたい美容要素だということがわかりました。睡眠の質が悪化すれば、メラトニンの分泌が悪くなり、それに伴い角化細胞の再生がままならなくなります。そうなると肌のきめが粗くなり、つやも失い、外部からの刺激にも敏感に反応してしまいます。つまり、アレルギーや炎症を起こしやすくなるのです。睡眠不足は、美肌を維持したい人にとって最大の敵といっても過言ではありません。
化粧品ブランドの大手「ランコム」の研究者たちは、肌の再生が最も活発になる時間を「ゴールデン・アワー」と名付けて、その時間の睡眠を奨励しています。そして、その時間帯に肌の再生を助ける化粧品の開発も、各ブランドが進めているのです。
肌の自己修復機能を強化するためには、ビタミンや水分を食事から十分に吸収しなくてはいけません。それだけでは乾燥が防げない場合は、レチノールやヒアルロン酸を含む化粧品で栄養補給することが重要になってきます。
昼用のクリームも、表皮の状態によって使い分けるのが秘訣です。つまり、肌の状態がいい時にはさらにその状態を維持し再生を促すためのクリームを、肌の調子が悪いさいには敏感になっている肌をリラックスさせるようなクリームが必要になってきます。エッセンシャル・オイルを配合したソワンクリームなどは刺激を抑え肌をもとの状態に戻す効能があります。

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